映画の地球 音楽の気流 そして書籍の宇宙

智慧の水球に揺蕩うように生きてきたわが半生。そろそろ御礼奉公の年齢となったようで・・・。玉石混淆、13年の日本不在のあいだに誉れ高きJAPONへの憧憬を募らせた精神生活の火照りあり。

2017-10-08から1日間の記事一覧

映画の地球 バレエと映画 7 これから公開 『ポリーナ、私を踊る』

映画『ポリーナ、私を踊る』 ヴァレリー・ミュラー&アンジュラン・プジョカージュ監督 業界内発言になるような気がするが、あえて本作がバレエ映画として大変良くできている作品だし、多くの人に観てもらいたいので少々、苦言を頭にふっておく。通勤・通学…

映画の地球 バレエと映画 6 映画「ホライズン」  アイリーン・ホーファー監督

映画「ホライズン」 アイリーン・ホーファー監督 生きて伝説となる、という賛辞があるが、それに価するほどの超人的な「人間」はめったにいやしない。 テレビや映画、スポーツ界での抜きん出た才能というのはあるけれど、安易にレジェンド=伝説と冠されると…

映画の地球 バレエと映画 5 『マイコ ふたたびの白鳥』 『ロパートキナ 孤高の白鳥』

二つの注目すべきバレエ映画 来春、相次いで公開 『ロパートキナ 孤高の白鳥』『マイコ ふたたびの白鳥』 2作とも「白鳥」がサブタイトルに飛翔している。しかし、ロパートキナはサン=サーンスの「瀕死の白鳥」、マイコはチャイコフスキー=マリウス・プテ…

映画の地球 バレエと映画 4 『バレエボーイズ』『ボリショイ・バビロン』

映画の地球 バレエと映画 4 『バレエボーイズ』『ボリショイ・バビロン』 華やかに気品をそなえ、激しい跳梁と美しい静止の連鎖に満ちたバレエを映像があますことなく追い表現できる技術が完成して以降、多くの映画が生まれた。そして、この分野の映画はま…